土地から購入して新築を計画中のTさまのつなぎローン契約に同席しました。
土地購入して注文住宅にて建築をする場合、
お金の支払いが何度か発生します。
①土地の決済の時の残代金
②建物の着工金
③建物の中間金
今回はフラット35を利用されていますので、この3回の支払いをつなぎローンを組んで実行させます。
全体のお金の流れについては近々YouTubeにてくわしく解説いたします。
つなぎローンは住宅ローンとは全く別商品となり短期に組むローンです。
よって、住宅ローンと比べると金利が高く設定されています。
今回はTさまの土地決済の時につなぎローンを実行させるための契約に同席しました。
ローン契約は正式には「金銭消費貸借契約」といいます。
聞きなれない難しそうな名前ですよね!
契約書には、
- 借入金額
- 返済期間
- 融資手数料
- 返済方法
- 適用利率
- 延滞損害金
などなど細かく記載されています。
聞きなれない難しい用語のオンパレード。。。
しかし、とても重要な契約になりますので同席して分かりやすく説明するようにしています。
つなぎローンは実行されても返済が始まるわけではありません。
住宅ローンが実行されたときに一括返済します。
住宅ローンは建物が完成して抵当権を設定できる状態になって実行されます。
この時に一括返済するのですが、元金とは別に、つなぎを実行してから住宅ローンが実行されるまでの期間分の利息が発生します。
例えば、3000万円を金利2.4%で6ヵ月つなぐと、、、
ザックリ計算すると36万円!
この利息の金額になってくると非常にもったいないですよね。
ですから、つなぎ実行から住宅ローン実行までの期間はできるだけ短い方が利息がかからないということになります。
今回のケースは土地決済で残金を支払う時からつなぎ金利が発生しますから、
なるべく早く建物を着工して完成させた方が利息の支払いが少なくなります。
こういう全体の流れの中で土地の決定や着工時期を考える必要があるので、
土地を購入するときは建物の着工時期を決めておいてから契約しないといけません。
「土地だけ先に買って、住宅会社はゆっくり検討する」
という考えの方は、現金で土地を購入するのであれば問題はないですが、つなぎローンを利用するのであれば要注意です!
最近、ネット銀行が低金利で人気ですが、このつなぎローンの商品は用意されていない銀行がほとんどですので、ネット銀行は注文住宅には向いていないと思います。
土地や建物を契約する前に、全体のお金の流れや建築スケジュールはよく確認してから契約をしないとトラブルになることがあるので注意しましょう!
この後、Tさまとは建物の間取りの打合せも行いました。