曳家(ひきや)とは、家引きや曳屋とも呼ばれる建物を解体せずにそのまま移動すること。
家を丸ごと引越ししてしまうイメージなんです。
そんな実際の曳家現場を見学させていただきました。
この時はちょうどジャッキアップが完了した状態でした。
この後は移動させるためのレールを敷いて、そのレール上に家を載せて移動させていきます。
この現場は区画整理のために土地が場所移動となってしまい、とても思いの詰まった家を解体するのではなく曳家にて移動させることになったそうです。
実際の曳家の現場は初めての経験でしたのでとても勉強になりました。
実際間近で見るととても迫力があります。
日本は1代で家を建てて、次の代では解体してまた建築をするというサイクルを繰り返しています。
価値ある住宅が資産としてストックされることなく解体されてしまいます。
せっかく建てる家を3代先まで住める耐久性があれば、次の代は内装だけ自分好みにリノベーションしていくだけなのでどんどん家の価値が上がっていきます。
そういう家が増えれば中古市場はもっと活性化するので、適正な資産価値を査定することができるようになります。
ということで曳家現場を見学して改めて価値ある家を建てるお手伝いを今後も熱く推進していく必要があると感じる現場でした。