土地から購入して新築を計画してきたNさまの棟上げ工事に同行しました。
土地の決定までかなりの時間を要しましたが、最終的には生活利便性や土地勘がある街に住みたい!
という奥様の希望でロケーションが決まりました。
そして、プラン打合せにもしっかり時間をかけてようやく棟上げの日を迎えることができました。
柱建ての1本目は施主であるNさまが建てます。
子供たちも一緒に「エイッ!」「エイッ!」
いざ、大工さんたちの手際よい作業が始まります。
1時間程度であっという間に1階が組みあがりました!
Nさまも形になる過程を見ながらとても嬉しそうでした。
棟上げ工事とは
家の基礎工事が完了して、木材を使って家の枠組みを組み始め、一番最後に屋根の一番高い場所に「棟木」と呼ばれる横木を取りつけることをいいます。
この「棟木」を屋根の上に「上げる」ことから、棟上げと呼ばれています。
建て方、建前、上棟と呼ばれることもあります。
鉄筋コンクリート造ではコンクリートの打ち込みが終了したとき、鉄骨造では鉄骨工事が終了したときを指すことが多いです。
プレハブメーカーになると柱建ては無く、あらかじめ工場で組まれたパネルをレッカーで吊って組み立てるスタイルが一般的で棟木も無いことが多いです。
上棟式とは
上棟式とは、家屋の守護神と大工の神を祀って、棟上げを無事に終えられたことに感謝するとともに、最後まで工事の安全を祈る儀式で、棟上げ式とも呼ばれます。
神恩に感謝すると同時に、施主は建築現場の関係者に料理やお酒をふるまったり、手土産やご祝儀を渡したりするなどして、労いの気持ちを表します。
最近では上棟式を行わない方も多くいますが、地域によっては文化として根強く残っていたり、近所の方をお招きして餅まきを行う地域もあります。
その土地の風習でやり方が異なったりします。
さあ、Nさまの棟上げ工事も無事に完了し、完成までがとても楽しみです。